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7月, 2021の投稿を表示しています

春学期定期試験始まる(1年生+2年生+3年生+4年生)

7月29日より春学期定期試験が始まりました。 1年生にとっては初の定期試験✏ この日までにしっかり準備・体調を整えてきたはず💦 最初の専門科目は「基礎栄養学」です。 熱心に取り組んでいます 静かな涼しい教室で さて、できはどうだったのでしょう。 次の時間も試験があるようで・・・ 試験教室を移動して、勉強していました 一人黙々と最終チェック 友達同士で確認!確認! 試験は、まだまだ 楽しい夏休み🍉が迎えられますように 2年生も3年生も4年生も試験です。 専門科目の試験数も多く、ハードな日々が続きます。 2年生 食品学各論試験 (試験科目数=約8科目) 定期試験が終わっても、2年生は実習のレポート提出締切が迫っています。日頃から準備しているといいのだけど・・・。 3年生 在宅栄養支援演習 (試験科目数=約12科目) 定期試験が終わっても、 3年生は 非常事態宣言で休講になった実習の 補講 があります。秋学期からの臨地実習のことも考えなくてはならないし・・・。     定期試験中も、4年生は管理栄養士国家試験の模擬試験です。さらに、定期試験もあるし、卒業研究や就職活動もしなければなりません。 それでも 楽しい夏休みはやって来る はず 気を抜かないで頑張ろう‼ by かわべ & みやだ

食品のDNA鑑定②(食品学実習:2年生)

 食品学実習の 食品のDNA鑑定① の続きです。 ②PCR反応(DNAの増幅) 日本うなぎのミトコンドリアDNAチトクロムb遺伝子をターゲットとしてDNAを増幅します。 DNA抽出液をPCR反応液に加えて 必要なDNA抽出液はわずか 1 μL、慎重に P CR反応液をDNA増幅装置(サーマルサイクラー)にセット。 サーマルサイクラー PCR反応( 熱変性 → アニーリング → DNA伸長)が 自動的に2 0サイクル行われ、ターゲットのDNAが約100万倍に増幅されます。 PCR反応の待ち時間を利用して、電気泳動用のアガロースゲルを作成します。 ゲル作成中のイケメンズ ③電気泳動 PCR反応終了液を電気泳動して、日本うなぎ特有のDNAを分離します。 アガロースゲルに PCR反応終了液を分注して 電気泳動開始 DNAは+極(右)から−極(左)に移動します まもなく終了 マーカー色素(青色)が移動していますね ゲルを取り出してトランスイルミネーターにセットし、紫外線(UV)を照射してDNAのバンドを検出します。 トランスイルミネーター UV照射するとDNAのバンドが現れました 白く見えるバンドが日本うなぎのDNA (撮影画像が汚くてゴメンナサイ) 日本うなぎ特有のバンド(約250bp)が検出できたので、試料の『うなぎの蒲焼』は日本うなぎを用いた 本物であることが確認できました。 PCR法は、食品衛生学分野でも食中毒菌の検出や同定に有効な手法です。もちろん、医学・生命科学分野でも診断や遺伝子解析における必要不可欠な技術となっています。 それにしても、蒲焼きにしたうなぎの身からDNAを抽出できて、特定の遺伝子を検出できるなんて驚きですよね。 「あれ?」 残ったこれは・・・ 適切な方法で処分しました (^o^)/

食品のDNA鑑定①(食品学実習:2年生)

食品学実習の最終回は『 食品のDNA鑑定』です。 DNA鑑定は 、 高級食材の産地偽装が疑われたとき、産地や材料の特定に用いられる手法です。 実習では、うなぎの蒲焼の『うなぎ』が本物の『日本うなぎ』であるかをDNA鑑定します。 試料はこれ↓ うなぎの蒲焼(高級食材) DNA鑑定には、 PCR(ポリメラーゼ連鎖反応:Polymerase Chain Reaction)  法*を用います。 PCR反応によって、試料に含まれる極微量のDNAから目的のDNAを数百万倍にも増幅することで、鑑定するためのDNAが検出できるようになります。 *:新型コロナウイルス感染症の診断でも用いられている PCR法と原理は同じです 。 ①DNAの抽出 蒲焼きから少量のうなぎの身を採取し、アルカリ性溶液で処理してDNAを抽出します。 ゴーグルと手袋を装着して安全確保 うなぎの身をチューブに採取 アルカリ性溶液を加えて ブロックヒーターで加熱 遠心分離してDNA抽出液を得ます この後、DNA抽出液に含まれる うなぎのDNAを PCR反応で約百万倍に増幅します。 食品のDNA鑑定②に続く >>>

7月のオープンキャンパス

2021年7月28日(日)にオープンキャンパスが開催されました。 夏休みの連休中でもあり、多くの高校生に参加していただきました。 午前の開場直後から賑わいました 学生スタッフが学科内容を説明します 中央テーブルには学生の国試対策ノートが置いてあります ( 写真では見えません・・・) 就職状況を説明 医療・福祉分野への就職は約80% 学科説明に引き続き、ミニ講義です。テーマは、 東京オリンピックに合わせて「スポーツと栄養」とし、スポーツ分野での栄養教育が専門の四元先生(←この ブログにも度々執筆 しています) が担当しました。 高校生男子サッカー部に対する栄養講習会 中学生サッカークラブチームの栄養セミナー 学科説明(藤澤先生) ミニ講義『スポーツと栄養』(四元先生) 体験学習は「からだチェック 〜からだづくりは栄養から〜」のテーマで、握力や脚筋力測定と貧血チェックを行いました。 貧血チェック中 赤外線により指先を流れる血液を測定します 栄養と運動は、健康のための両輪です。管理栄養士には、食事だけでなく身体計測や筋力測定の知識も必要です 。 次回のオープンキャンパスは、8月22日(日)です。 一段と暑さの増す時期ですが、多くの皆さんのご参加をお待ちしています。

基礎調理学実習Ⅰ~和食料理編~(1年生:31期生)

   基礎調理学実習Ⅰは、 管理栄養士として基本的な調理操作を身につけ、 安全で美味しい食事が提供できるよう調理学の知識と技術を学べる科目です。  春学期の実習もいよいよ終盤となり、残りわずかとなりました。 第13回、第14回の実習では、和食料理に挑戦しました! ~第13回~ 献立:赤飯(おこわ)、吉野鶏とみつばの吸い物、鯵の姿焼き、五色なます 初めに、鯵の捌き方についてデモンストレーションを行います。 初めての魚の下処理、少し緊張している様子です。 うねり串という魚が泳いでいる姿を模して、魚を曲げて打つ方法を実践中です。 この後、鉄弓を使って焼いていきます。 学生の皆さん、苦戦していました… もち米と小豆を混ぜて蒸し器で蒸していきます。 蒸し料理も上達してきました。 うちわを使って、素早く熱を冷まします。 完成です✨ ~第14回~ 献立:冷やしそうめん、てんぷら、レタスとわかめの酢の物、水ようかん 冷やしそうめんのトッピングのしめ卵を作っています。 卵に食塩を加えることで沸騰したお湯の中で、卵が凝固します。 凝固した卵をさらしの布巾で形を整えます。 初めての揚げ物に挑戦です。 食材ごとの吸油率(食材が吸収した油の割合)の違いについて、学びます。 きつね色に綺麗に揚がっていますね。 揚げ物は油の温度管理が重要です。 高温で揚げると、衣が焦げて中の食材には火が通りません。 こちらは、さつまいもでしょうか…?少し油の温度が高かった様子。 マ〇クのナゲットにそっくりでした😳 盛付も手際よく行っています。色のバランスも考えて盛付をしています。 出来上がり後は、先生へ確認いただき、見た目や味について好評いただきます。 完成です✨ 1年生の皆さん、暑い中、実習お疲れさまでした。 皆さんが習得した調理技術や知識を忘れないように、是非、日頃からお家でも料理を行ってくださいね! 将来、皆さんの作る美味しい食事で、 たくさんの人の健康を 支えられるような素敵な管理栄養士を目指してほしいなと思います! 投稿者:山﨑

採らない!食べない!売らない!人にあげない!

  梅雨末期の晴れた朝 キャンパス内の通路横の芝生で発見しました。 近づいてみると・・・ 何だか「かわいい・・」 オオシロカラカサタケです。 熱帯〜亜熱帯性のキノコですが、温暖化にともない国内でも公園や庭の芝生などに群生することがあるようです。 綺麗なキノコですが・・ 毒キノコです。 有毒成分はモリブドフィリシン(マウス致死性毒)で、食べると数時間で激しい胃腸刺激性の中毒(嘔吐、下痢、腹痛など)を引き起こします。 オオシロカラカサタケによる食中毒は、大阪、兵庫、 島根、 広島、徳島などの近隣県でも発生しています。 身近な ヤバイやつです。 『採らない!食べない!売らない!人にあげない!』 毒キノコによる食中毒防止のための4原則です。 食品衛生学では、発生事例の多い 毒キノコによる食中毒 *に ついても、 自然毒による食中毒事件として授業で学びます。 *:国内でのキノコによる食中毒は、過去10年間で325件867人が報告されています(食中毒統計資料、厚生労働省)

人生100年時代のいま!在宅栄養支援演習(3年生:29期生)

   超高齢化社会を迎えるなかで、 在宅高齢者や療養者に対する 栄養支援などの知識やスキルを身につけられる科目です。 今日は実践編の1部を紹介します。 テーマ  “自宅にある食材で エネルギー・たんぱく質upを 目指せるか!?” ~そうめん編~ 1回のお食事で “そうめん” を 1束も 食べられないほど食欲が落ちてしまった、 一人暮らしの高齢男性の  ”ご自宅に訪問して実際に作る”  という設定です。 ご自宅にある、 限られた 食材や調味料、保存食などを 用いて その場でレシピを考えてアレンジができるのか!? に 挑戦しました。 茹でただけの そうめんを アレンジした料理が.....😲 即興で考えたレシピのほんの一部☆ ”和風・洋風・中華風”どれもおいしそう! エネルギーとたんぱく質の摂取量を upさせることができたようです。 3年生の皆さん いつもとは異なる調理でしたが.... 「相手のことを想い、寄り添った提案を.....」 そんな仕事の一部を想像できましたか?? 学生さんからはこんな声が.... 体験を通して “学び” や “考え” を 深めることができたようです👏 その他のテーマ  “自宅にある食材でエネルギー・たんぱく質upを 目指せるか!?” ~食パン編~ ガスコンロを使って料理を作ることが難しい方には、 ツナ缶や、レトルト、卵 など簡単に使用できる食材を用いて 電子レンジやホットプレートで出来るレシピが続々と! 全てをお見せできないことが残念です。。。 “飲み込みやすい食事を作るには!?” ~お粥・鮭・豚肉の生姜焼き・パイン缶編~ 口から飲食することが難しくなった方達にとって必要な知識。 状況に応じてその場でテクスチャーを調整することができる 「魔法の粉」を用いて実際に様々な食事形態の調整にトライしました。 市販の調整食品とも食べ比べをして、 実際に作った料理と食感や粘性を確認! きちんと記録しています! 百聞は一見に如かず👀 今日の経験が、 「相手に寄り添った提案ができる」 きっかけ になったようです。 秋から始まる臨地実習では、 様々な食事が提供されている現場で 実際に学ぶことができます。 大学での学びが生きる21週間.... 楽しみですね😄 ※「魔法の粉」とは、食べ物が食べにくい方・飲み込みにくい方のために、食品を 常に安定した状態でまと