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10月, 2021の投稿を表示しています

臨床栄養学科ライブ(カリキュラム、学び) YouTube動画アップしました

  臨床栄養学科ライブ(カリキュラム、学び)  ←YouTube 第2回は、10月30日(土)開催です。ぜひご参加ください。 詳細・申込(締切10月29日)    ← クリック   月に2回、臨床栄養学科ライブを開催していきます。 第3回 11月20日(土)15:00~ 第4回 11月 27日(土)14:00~ お楽しみに。  

臨床栄養学科ライブを開催しました!!

10月23日(土)14:00~ Zoomを使って臨床栄養学科ライブ を行いました。 はじめての企画ですが、 高校生のみなさんからのご質問 に、4年生の学生さんと教員で答えさせていただきました。。  今回は、臨床栄養学科のカリキュラム(講義・実習の内容)についてのご質問が多かったので、カリキュラムの話を中心に学生さんと一緒に話をさせたいただきました。 編集して、YouTubeで配信する予定です。 はじめと最後の数分だけを編集したので、動画をアップします。   緊張しながら、進行をしているので、ぐだぐだですが、ライブということでお許しください。  次回は、臨床栄養学科ライブは、10月30日(土)14:00~  ※参加申込受付中 川崎医科大学附属病院の管理栄養士の先生に病院管理栄養士の仕事についてお話しをしていただきます。 申込フォーム  ← クリック  Youtubeで公開する動画は、編集でカットしますが、ライブではいろいろな話をしていますので、ぜひライブにご参加ください。

第3回 タンパク質の定性(基礎栄養学実習:1年生)

第3回は、身近な食材から取り出したタンパク質の性質を調べま す。 実習では、牛乳の カゼイン( 牛乳に含まれるタンパク質 )を試料に使います。 タンパク質の等電点沈殿という性質を利用してカゼインを沈殿させて取り出します。こう書くと難しそうですが、実はとっても簡単。 牛乳を量り取り・・・ レモンを絞って果汁を採取・・・ 男子のパワーを見せて残らず搾り取り・・・ レモン果汁を 牛乳に 加えて混ぜるだけ しばらく放置すると白い沈殿が生じます これがカゼイン レモン果汁の酸味(pH4)がカゼインの等電点(pH4.6)とほぼ同じなので、レモン果汁を加えるとカゼインが等電点沈殿するためです。続いて、濾過によりカゼインを回収します。 コーヒーフィルターを使って 濾過すると・・・ 男子のパワーは・・・関係なく カゼインの塊が残ります 牛乳100 mLから約12 g(湿重量、乾燥重量で約 3 g)のカゼインを採取できます。 ちなみに、この塊は イタリア料理などで使うカッテージチーズそのものです。 この後は、卵白タンパク質、ゼラチン、そして採取したカゼインの化学的特徴を調べて比較します。 試料の分注は正確に・・・ 色が変わると嬉しい・・・ 劇薬はドラフト内で注意深く扱い・・ お鍋で 煮沸して、化学反応を起こします 結果の解説は、超アナログ (^o^) 基礎栄養学実習では、徐々にレベルを上げた実験内容に変わっていきます。 お楽しみに!

初めての病院実習!1クール目(2週間)終了(3年生)

3 年生にとって初めての病院実習が 1 クール(2週間)終了しました。 そこで、川崎医科大学附属病院で行われている実習(腎臓病コース)の反省会に参加してきました。 腎臓病コースの指導者と3年生(2人) 腎臓病患者さんの栄養指導、自作献立 ( エネルギー補給のための付加食 ) 、カンファレンス(患者さんの治療内容検討会)参加などなど、内容はもりだくさんです。 自作献立の内容です(栗ようかんとみかんのムース)。 (エネルギーなどの栄養量を載せたかわいい媒体付きです) 反省会では、症例報告がありました。 担当患者さんの治療経過とその治療に対し、栄養面からサポートすることで治療成果を強めることができたようです。 患者さんの病態理解が不足している部分は、電子カルテの情報からご指導いただいてます。 本人たちの感想です。     初めてのことだらけで疲れてはいましたが、良い学びにつながったことと思います。   2クール目もがんばってください。

第2回 その白い粉は何?(基礎栄養学実習:1年生)

 第2回は、身近な食材を、 視覚(見た目)、嗅覚(匂い)、触覚(手触り)を駆使して当てるゲームのような実習です。 B〜Jのシャーレに入った白い粉は、片栗粉、コーンスターチ、食塩、グラニュー糖、上白糖、味の素、上新粉、白玉粉、アルギン酸の9種類。ほとんどが調理の際に使ったことがある食材や調味料です。 注意深く観察して・・・ 粒子サイズや形状、色合い、質感など、微妙な違いを記録 顕微鏡で粒子を観察するとわかることも 結晶の形状を撮影して、班で共有 試料にヨウ素液を滴下して、でんぷんの確認 (ヨウ素-でんぷん反応で青紫 → でんぷん) 集めた情報を整理して、班のメンバーと一緒に白い粉を特定します 最後に、アルギン酸の水溶液を塩化カルシウム溶液に滴下して、アルギン酸の性質を調べます。 アルギン酸は昆布のぬめり成分です。 アルギン酸水溶液を滴下すると・・・ アルギン酸がカルシウムと反応して、粒の表面がゲル化します(やや固くなります)。まるで、いくらのような触感の粒ができます。粒をプチプチと潰して、その触感を楽しんで、アルギン酸の性質が理解できたところで実習終了。 授業なので、 しっかりとレポートにまとめてね。

WEBオープンキャンパス『臨床栄養学科ライブ』10月23日、30日に開催決定 参加者募集!!

高校生と保護者の方を対象に、WEBオープンキャンパスとして『臨床栄養学科ライブ』を開催します。 第1回は、臨床栄養学科の教員と学生が、みなさんからのご質問にお答えいたします。 第2回は、病院管理栄養士の仕事について、川崎医科大学附属病院の管理栄養士に話をうかがいます。 進路として管理栄養士を考えている方は、ぜひご参加ください。 ライブはZoomを使用して行いますが、 顔出しは不要 です。また、申し込み後、こちらから仮名をお送りしますので、 本名を出す必要はありません 。お気軽にご参加ください。 参加申込締切は10月20日(水)です。   参加申込  ←クリック  臨床栄養学科ライブ案内 PDFファイル ダウンロード Zoomでの参加方法 PDFファイル ダウンロード

基礎栄養学実習も始まる(1年生)

 先週の木曜日(9/29)に、基礎栄養学実習が始まりました。1年生にとっては初の実習科目です。 第1回は、実習に当たっての諸注意やレポートについての説明と手洗い実験です。いろいろな試薬や分析機器を使う実験が多いので、安全確保などの注意点を説明を受けます。 安全確保のためのあれこれを説明 実習室に移動して、澱粉 糊(でんぷん糊)を使った 手洗い実験です 。 かたくり粉をお湯で溶いて作った 澱粉 糊 を汚れに見立てます( オープンキャンパスでも紹介 したことがあります)。 シャーレに入った 澱粉 糊 を手に取って・・・ 手の平や甲、手首にまんべんなく塗り・・・ 手をパタパタ振って乾かした後、水洗いします いつもしているように手洗いをして、 澱粉糊を落としたつもりでも・・・ 10倍希釈したイソジンを散布すると 澱粉糊が残ったところが青紫に呈色します (よう素-でんぷん反応) 手の甲や指の間、手首などに洗い残しがあることが分かりますね。 中には、洗ったとはいえないレベルも・・・ この手洗い実験は、かたくり粉(澱粉糊)とイソジン(ポピドンヨード液)があればできるので、家庭でもできる簡単で安全な方法です。子どもたちへの食育指導にも最適です。 続いて、プリントの手 洗い見本を参考に 洗剤と温水を使ってしっかり洗ってから、 ATPふき取り検査です。 専用の綿棒で手の表面も拭き取り・・・ 測定器が1台なので順番待ち・・・ 測定時間は10秒 (値が2000以下であれば合格) ATPふき取り検査では、手の皮膚に付着している ATP(アデノシン-3-リン酸)を測定します。ATP は生物だけがつくる物質なので、『ATPの値が高い=生物(細菌など)が多い』ということになります。ちなみに、この検出方法は、蛍が光るのと同じ反応(ルシフェラーゼ反応)を利用しています。 次回は、身近な食品を使った実習です。 お楽しみに!