スキップしてメイン コンテンツに移動

第2回 その白い粉は何?(基礎栄養学実習:1年生)

 第2回は、身近な食材を、視覚(見た目)、嗅覚(匂い)、触覚(手触り)を駆使して当てるゲームのような実習です。

B〜Jのシャーレに入った白い粉は、片栗粉、コーンスターチ、食塩、グラニュー糖、上白糖、味の素、上新粉、白玉粉、アルギン酸の9種類。ほとんどが調理の際に使ったことがある食材や調味料です。

注意深く観察して・・・
粒子サイズや形状、色合い、質感など、微妙な違いを記録

顕微鏡で粒子を観察するとわかることも

結晶の形状を撮影して、班で共有
試料にヨウ素液を滴下して、でんぷんの確認
(ヨウ素-でんぷん反応で青紫 → でんぷん)
集めた情報を整理して、班のメンバーと一緒に白い粉を特定します

最後に、アルギン酸の水溶液を塩化カルシウム溶液に滴下して、アルギン酸の性質を調べます。アルギン酸は昆布のぬめり成分です。
アルギン酸水溶液を滴下すると・・・

アルギン酸がカルシウムと反応して、粒の表面がゲル化します(やや固くなります)。まるで、いくらのような触感の粒ができます。粒をプチプチと潰して、その触感を楽しんで、アルギン酸の性質が理解できたところで実習終了。

授業なので、
しっかりとレポートにまとめてね。