食品学実習の第2回目です。食品に起こる褐変反応(茶色に変色する反応)には、酵素的褐変反応(食品に含まれる酵素による)と非酵素的褐変反応(酵素は関係しない)があります。
酵素的褐変反応は、食品に含まれる酵素(ポリフェノールオキシダーゼ)によって生じる褐変です。
りんごの皮を剥いたときに生じる褐変反応を例に、酵素的褐変反応の防止方法を調べます。
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りんごの皮を剥き、すり潰します |
すり潰したりんごを4等分し、それぞれ、純水、食塩水、クエン酸液、純水の入ったビーカーに移します。純水のうちの1つは、直ぐに加熱処理(ブランチング)をします。
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直ぐに褐変するので、操作は素早く |
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電子レンジで加熱(ブランチング) |
20分間放置すると・・・
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左→純水・食塩水・クエン酸・ブランチング |
続いて、非酵素的褐変反応(アミノカルボニル反応)の確認です。グリシン(アミノ酸)と糖類(グルコースとスクロース)との反応を調べる化学実験です。
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試薬の取り扱いは慎重に |
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正確に分注します |