土用の丑の日(7月23日)が近づいてきました!
食品学実習 特別企画
うなぎの蒲焼きのDNA鑑定です
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鹿児島産です |
うなぎの漁獲量が激減し、国産うなぎの価格が高騰したことからうなぎの産地偽装が多発し、大きな問題になりました。産地偽装を摘発・防止するために導入されたのが、PCR法を用いたうなぎのDNA鑑定です。
①うなぎの蒲焼からのDNA抽出とPCRによるDNA増幅
(音量注意!)
②電気泳動の準備からうなぎDNAの検出
結果は概ねうまくいきました!
下から上へ100bp、200bp、300bpのバンドです
試料のはっきりとしたバンドは
200bpと300bpの間の位置に現れています
(bpはDNAのサイズを示す単位)
日本種うなぎのDNAは約250bpなので
試料のバンドはうなぎのDNAとほぼ一致しました
この実験で調べた蒲焼きのうなぎは
「日本種うなぎ」と鑑定されました(^o^)/
我が国では「食品ロス削減推進法」が施行(2019年)されています。食品ロスとは「本来食べられるにもかかわらず捨てられる食品」のことです。この法律は、捨てられる食品を少なくする努力を国民に求めるものです。消費者には残った食品の自己責任での処理が求められています。
というわけで・・・
適正に処理させていただきました
(^お^)/